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まず気をつけること ・・
水気と
熱
イギリス製アンティーク家具の表面にはオイルステイ
ンと言われる油性塗料の上に天然素材の【シェラック
】と呼ばれるニスが塗装されています。
このニスは水分や熱に非常に弱く、汗をかいたグラス
や熱いコーヒーを入れたカップなどを長時間置いたま
まにしていると白く変色してしまいます。いわゆるウ
ォーターマークと呼ばれるものです。
まずはこのシミ
をつけないようにランチョンマットやコースター、ト
レイなどを使って予防しましょう。
乾燥と
直射日光
家具に使われている木材は気温や湿度により常に収縮
したり膨らんだりしています。そのため乾燥しすぎる
と木と木を張り付けている部分がはずれたり、割れや
反りをひきおこします。アンティーク家具は作られて
から数十年が経過していますので、あまり気を遣う必
用はありませんが、これを防ぐため冬場は加湿器など
の使用をおすすめしています。
また、窓際などに家具を置いた場合も直射日光に当た
ることが多くなります。
日光に当たれば紫外線による
色あせや変色、塗装の劣化の原因になりますので気を
つけましょう。
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家具のお手入れ方法 ・・
アンティーク家具だからと言って特別なことは必要あ
りません。日常では乾いたタオルやクロスなどで乾拭
きしてください。汚れがひどい時は薄めた中性洗剤で
ふき取り、すぐに乾いた布で丁寧に拭きあげてくださ
い。
水を含んだダスターなどで毎日拭きあげていると
次第に塗装が剥げてしまいますのでお気をつけくださ
い。
3ヵ月から半年に一回ほどでいいので、アンティーク
家具専用のワックスをかけてあげると、表面の保護に
なり、ツヤもでて独特の風合いを保つことができます
。
まずは家具の表面のホコリや汚れを軽く落としてくだ
さい。その後、柔らかいタオルにワックスを適量とり
、円を描くようにまんべんなく塗り込んでください。
3分〜5分ほど放置し、木になじませたら、乾いたきれ
いなタオルで拭きあげてください。とても簡単です。
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それでもシミがついたら ・・
テーブル等は特にそうですが、日常で使っていると気
を使っていてもシミは必ずつきます。修復キットなど
も販売されていますが、手順がたくさんあり、扱いが
難しい塗料などありますので、お近くのアンティーク
ショップに相談されることをおすすめいたします。
イギリス製のアンティーク家具の塗料はキズやシミを
つきにくくする強度や工夫などはほとんど考えられて
いません。
お子様が思わずつけてしまったキズや酔っぱらってつ
けてしまったビール瓶のシミなど、愛おしく思うのも
アンティークの楽しみ方の一つです。あまり神経質に
ならず、おおらかに使ってよい風合いの家具にしてく
ださいね。
弊社でも
アンティーク家具の修復を行っております。
お問合せフリーダイヤル
0120-088-258 担当:高橋